チェックメイトの意味は将棋の「詰み」のようなもので、
わかりやすく言うと「
もうおしまいだぞ!」ということです。
チェスという将棋に似たボードゲームの用語です。
日本では愛好家が少なくルールを知っている人もあまりいないですから、本来の意味や使い方は詳しくは分かりません。
しかし、チェスというゲームは、「頭脳を使ったスポーツ」と言われているほど、思考、戦略が重視されるゲームです。
熟考を重ね、あらゆる手を尽くした結果、手づまりになった最後の最後の状態が、「チェックメイト」なのだと思います。
だから、たいした努力や工夫もしていないで、
「ああ~チェックメイトだぁ~~」
などという使い方はまったく的外れなのではないかと思います。
先日、千葉県の柏市で人を刺した通り魔犯人の竹井聖寿容疑者が逮捕時に「チェックメイト」と言ったそうです。
彼は自宅前の路上で「お金をとる目的で」男性4人を次々と刺し、2人を死傷させています。車を強奪して近くのコンビニまで行き、歩いて戻ってくる、などというあまり効果的とは思えないかく乱をしています。
犯行には計画性もなく、犯行後も一切、頭脳を使った対策をとっているようには思えず、記者のインタビューに答えて支離滅裂かつ不可思議な発言を連発して疑惑を深めています。
そんな低レベルの犯罪者が「チェックメイト」と言ったというのですから、これは全然使い方が違うのではないでしょうか。
彼が「チェックメイト」と言ったのには、おそらくチェスを知っているからではなく、映画やテレビ、ゲームなどの影響でしょう。
数年前に公開された映画「L change the world」の中で、松山ケンイチ扮する「L」が格好良く「チェックメイト」というシーンがありました。
その他、ボーカロイドの曲のったいとるや雪リコさんの漫画、新井素子さんの同名の小説などがありますが、犯罪とのからみがあったり知名度があることから、おそらく今回の通り魔は、「L」の映画か予告編を見て、格好をつけたんでしょうね。
スポンサーリンク
2014-03-06 10:39
nice!(1)
コメント(0)
トラックバック(0)
共通テーマ:日記・雑感
コメント 0